車社会の概況

近年では新型コロナウイルスや中国のロックダウンや円安等々で

車業界はかなりの痛手を負ってます。

新車の販売、中古車の高騰、部品の高騰・欠品と

私たちユーザー側からすればいいことがありません。

では、どうしたら車を購入した時に損しないようにできるのか?

また、売却するときにできるだけ損しないよう高く売れないのか?

など購入時から考えて購入するのも一つの手法です。

購入から数年後に売却する時には高くリセール出来るのかどうか、

高く売れる車の特徴をご紹介します。

中古車市場で人気の車は高く売れる

Selection Of New Metallic Blue And Gray Cars Lined Up In Dealership Parking Lot.

車買取業者は、車の買取をして仕入れ、

仕入れ車両を綺麗にして販売し利益を得る仕組みです。

そのため、車買取り業者が高く買取出来る車は、

中古車市場で人気があり高く売れる車となります。

販売しやすい年式の新しい車や、走行距離が短く使用感の少ない車は、

高く売れるため買取額も高くなります。

またすぐ販売しやすいという点で、

車検がのこっているかやボディカラーが人気色(白・黒・シルバー)の車も、

買い手が多いため在庫になるリスクが少なく、高く売れる車となります。

最近では新車の高騰や納期が長い為、

中古車の購入を検討するユーザーが多くなり、

その分中古車市場で在庫が少なくなりオークション会場も高騰、

また人気が高い車は仕入れてもすぐに売れてしまうため、

中古車販売店の在庫が無いことも

車が高く売れる要因の一つになっています。

SUVRVは高く売れる

中古車市場で人気の高い車は販売店としても仕入れたい車のため、

積極的に買取をしようとする傾向があり買取額も高くなります。

いま日本国内で人気のあるSUVやRV車は、

中古車市場でも同様に人気が高いです。

【SUVは高く売れる】

近年は都市型のクロスオーバーSUVや

乗り回しがしやすいコンパクトサイズSUVも多く販売がされており

走破性を必要としない都市部でも人気となっています。

車高が高くなるため運転がしやすくなることや、

積載スペースの確保が大きくとれることも人気の理由となっており、

ファミリーカーや通勤用の車として購入を検討される機会も多いようです。

なかでも人気のトヨタのハリアーや日産のエクストレイルが挙げられます。

クロスカントリーを意識した走破性の高いSUVやRV車に比べると、

都市型クロスオーバーSUVとなる当該2車種は

都市部での乗り回しもしやすいボディサイズとなっており、

内装デザインやインテリアも上質感があるため人気が高くなっています。

ミニバンは高く売れる

中古車市場で最も人気のある車はファミリーカーの代表格となるミニバンがあります。

ミニバンは車体自体も大きいものの、

乗員定数が多く乗れる、多くの荷物を載せることができる

スペースの広さがあることからファミリー向けの車としてだけでなく、

企業や官庁の送迎車としても人気があります。

【ミニバンは高く売れる】

なかでも、近年の人気車で名前があがるトヨタのアルファード・ヴェルファイア、ノア・ヴォクシーは人気が高くなっています。

https://m-y-studio20220721.com/2022/09/22/new-alphard/

海外で人気の車は高く売れる

業者が車を売るのは国内だけでなく、海外への輸出もあります。

国内では年式や型式、走行距離次第で不人気車となってしまったり、

再販が難しいといわれてしまう古い車や多走行の商用車も、

海外市場においてはまだまだ中古車として活躍する車となり、

高い価格での取引が行われていることも少なくありません。

特に国の広さが違うことで移動距離も長くなる海外の国や地域では、

車の走行距離に対しての認識が国内とは異なります。

日本国内で多走行と言われる10万キロ以上の走行距離車も、

海外では走り出してエンジンを慣らした車といった扱いになるのです。

特に設計上耐久性が高く、

多走行や低年式でも長く乗ることが出来る商用バンなどは、

海外からの人気が高いため国内以上の取引価格となりやすく

海外への輸出販売ができる業者ほど高く買取が出来る傾向にあります。

趣味性の高いスポーツカーは高く売れる

Landscape view on the roadside above the clouds with woman enjoying beautiful sunset while traveling on the convertible sports car

スポーツカーというと万人が購入する車というわけではなく、

趣味性が高くコレクションとして車が好きな方や、

走りを好むドライバーから人気の車種となります。

販売という意味では、人気のSUVやミニバン等とは異なるため、

販路が限られてしまうのではと思われるかもしれません。

しかし、趣味性の高い国産のスポーツカーは日本だけでなく

世界市場においても人気が高く買取価格も高くつけることが出来ています

ハイブリッド車は高く売れる

近年の中古車市場において価格が高騰している中古車の

一つがハイブリッド車プリウスです。

なかでも2003年から2012年まで販売されていた2代目と、

2009年から2014年まで販売されてた3代目プリウスは、

年式で考えると決して高年式車とは言えないものの人気があります。

【プリウスは高く売れる】

その人気の理由がプリウスに使用されている部品の触媒システムです。

触媒システムとは排気ガス中の有害物質を除去する装置のことで、

プラチナやパラジウムなどのレアメタルと言われる貴金属を使用し作られています。

プリウスは元々排気ガスを多く排出する車種ではなく状態が良いことや、

現行モデルのプリウスに比べて前世代モデルに多くの素材が

使用されていたことから、部品価値も高く部品どり車としても

中古車市場で価値が高く人気があるのです。

https://m-y-studio20220721.com/2022/11/19/new-prius/

ディーゼル車は高く売れる

現在国内の首都圏1都3県では、

一部のディーゼルエンジン搭載車に対し規制が設けられていて、

規制に対して不適合車に関しては公道を走行することが出来ません。

このディーゼル車の排出ガス規制は平成15年10月1日から開始していて、

対象地域は埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県です。

【ディーゼル車は高く売れる】

対象の車種はディーゼルを燃料とするトラック、バスと

同等車種をベースに改造された特種用途自動車となっており、

一般的な自家用車に関してはこの規制の対象外となりますが、

ディーゼル車の排出する排ガスに関しては

各自動車メーカーも力を入れているため、

現在はクリーンディーゼルエンジン車は

低燃費で高トルクといった性能が高い車として人気が高くなっています。

特にディーゼル(軽油)エンジンは

燃料コストパフォーマンスが良いことから、

多走行で長距離を走行する商用車にはディーゼルエンジン車が多く、

中古車市場でも人気となっています。

マニュアル車は高く売れる

マニュアル車とはMT(マニュアルトランスミッション)車のことで、

手動でギアチェンジやクラッチの操作をしながら運転するため、

一定以上の運転技術が必要です。

そのため、運転操作があり難しいと敬遠されることもあるものの、

操作感が好きな方や運転を好むドライバーからは人気の車となっています。

特にMT車で人気が高い車種というと、

走りを楽しむことが出来るスポーツタイプのスズキのスイフトスポーツや、

ホンダのシビックタイプRとなっています。

特に現存する車体自体が少なくなってきている

低年式のスポーツカーのMT車は、

国内だけでなく国外でもファンが

多く世界の中古車市場において高額な価格で取引が行われています。

https://m-y-studio20220721.com/2022/11/29/i-want-to-sell-my-car-bol2/

車を高く売るための9個のコツ

車を売るタイミングを見極める

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まず一つ目に、車はタイミング次第で高く売ることが出来ます。

また、タイミングによって車の買取価格ダウンを避けることが出来ます。

車を売る時に、買取業者が査定時に確認する「走行距離」と「年式」は

査定価格に大きく影響があります。

早めに売却することで車の価値を落とさず、高く売れる可能性が上がります。

特に一年間で高く売れる時期は7~9月前半・1月~3月前半

ですので狙えるのならその時期に売却しましょう。

モデルチェンジのうわさが出る前に

あまり乗らなくなった車を早く売ると

買取額にプラスになりやすいという点でいうと、

【モデルチェンジより前に売る】というのも大きなポイントです。

もしもモデルチェンジがあると、

売却する時には世代前の先代モデルとなってしまうため、

買取額がマイナスになってしまう可能性が高くなるのです。

https://m-y-studio20220721.com/2022/11/29/i-want-to-sell-my-car-bol2/

純正部品は必ず持っておく

車を購入した後に、純正部品から社外品へと交換する方もいるかもしれません。

こだわりがある部品や、人気の社外部品などは

買取でプラスになるかもと考えるかもしれませんが、

実は一般的に中古車として販売をするのであれば

純正部品が装着されている方が好ましく、売りやすい車となります。

中古車販売店では買い取り仕入れ後の販売時に

在庫リスクになることを嫌いますので、

もしも社外品を装着している車なら

純正品に戻して売却をした方が、買取査定でプラスになる可能性があります。

下取りと買取りで見積もりをとる

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車を売るのなら、下取りではなく車買取り業者への売却をおすすめします。

車の売却先を選ぶ時、車をいつも購入しているディーラーで乗り換えるため、

そのまま下取りに出すという選択をされる方は多いようです。
ただ、車が低年式車や多走行車、事故歴や修復歴がある車だった場合は

下取りに出すといってもほとんど金額としては付かず、

無料で引取になってしまったり、

廃車費用がかかったということも少なくありません。

ディーラーによっては、次の車の購入見積もりの中に

「下取りで差し引く金額」と「下取りする車両の手続手数料」

分けて記載しているところもあり、

実際の下取り金額は思ったより付いていなかったということもあるようです。

特にディーラーは車の買取をもともとしているわけではありませんので、

下取りに出しても実は次の車の値引きには、

そこまでプラスに働かないこともあるため、

下取り査定に出してもあまり金額がつかなかったり、

手数料が取られるためマイナスになるいったことがあります。

売却前のメンテは洗車のみ

車を売る前に、買取価格の査定を受けてから売却先を選ぶということが多いでしょう。

その査定を受ける前に出来るだけ車の状態を良くしておき、

高く買ってもらおうと考えるとは思います。

しかし、車に傷がついていたりヘコミがあったとしても、

修理板金工場へ依頼して修理をすると、

買取査定額で考えれば損する可能性が高くなります。

売る前の車の修理はせず、査定を受ける前には

車内の清掃など個人で出来る範囲に留めて、

出来る限り印象の良い車になるようにしておきましょう。

愛車の買取相場を知っておこう

車を売る前に、買取業者へ査定を依頼し

買取価格を聞いて売却をすることになります。

買取業者に査定見積もりを依頼し、

いざ提示された金額が実は買取相場と大きく差が開いていても、

相場を知らなければ受け入れてしまう可能性があります。

特に高年式車で新しい車は、状態次第で高額査定が見込める車です。

今ネットで「一括査定」というのがあります。

いろんな買取業者が電話してきて査定額を競争してくれます。

まずは3社以上見積もりしてもらいそこから一番高い買取の業者に売却しましょう。

見積もりは3社以上で取る

車の売却先を決める時、車買取り査定の見積もりをとります。

その際、一社のみに絞って見積もりをとり、

想定していた買取価格より低い査定価格が

出てもそのまま売ってしまうかもしれません。

しかし車買取査定の見積もりを二社以上に依頼すれば、

その業者の中で最も高い金額のところへ売却をすることが出来たり、

競合しているお店があれば買取価格の交渉手段として、

他社の査定価格を提示することが出来ます。

同時に見積もりをとってみることで

得意な販路を持っていて高く買い取ることが出来る買取業者を

見つけることが出来るのです。

出張査定は一人は要注意

車買取業者のなかには出張査定を行っている業者もあります。

出張査定は実際に車のところまで買取業者が訪れて査定をするため、

その車の現在の査定価格をその場ですぐに確認が出来る方法です。

ただし、出張査定をしている買取業者の中には、

車を売ると決めてもらえるまで帰らない居座り業者がいたり、

出張査定費用を買取が決まってから

買取車輌から手数料として差し引きするといった業者もあります。

また、直接業者と話して買取価格をその場で決めることになるため、

業者との交渉が苦手という方は買い叩かれてしまうこともあります。

一人で出張査定を受けないこと、

出張査定を依頼する場合は断っても買取を依頼することになっても、

手数料等がかかることはないのかを前もって確認しましょう。

また、出張査定を受ける場合は複数業者に

同時のタイミングで依頼しておくと業者間の競合がその場で起こり、

買取価格が高くなることがあります。

また、業者に対応する時間も短縮出来るため、

売る側にとっての負担を軽減することも出来ます。

買取手数料がかかるかどうか聞こう

車買取査定価格が高い買取業者へいざ売却をしてみた後、

車の引取手配や売却後の名義変更に代行手数料がかかってしまい、

買取価格から数万円がマイナスされてしまうということがあるようです。

このように買取手数料として買取価格から差し引く買取業者への対策として、

車の買取査定の見積もりをとる時に手数料がかからないかどうか、

前もって確認することが大切です。

車検切れの車を売る予定の方や、事故や故障で動かない車を売却する場合は、

引取の費用や書類の手続の代行費用などで買取手数料がかからない

ところを選ぶようにすることをおすすめします。

必要書類はできるだけ準備しておく

車を売る時には車本体だけでなく、

その車の売却手続きに必要な書類の準備が必要になります。

普通自動車であれば自動車検査証・所有者の印鑑証明書・実印、

軽自動車であれば自動車検査証・所有者の認印は必須となります。

注意すべきポイントは、

車の所有者が車を売る当人本人であるかどうかと、

当人本人であったとして

車検証登録の氏名住所が印鑑登録証明書の氏名住所と一致しているかどうかです。

一致してない場合で前の住所は住民票で大丈夫ですが、

前々住所の場合は住民票(除票)が必要です。

もしも所有者が異なり、ローン会社(例オリコ)やディーラー(例トヨタ)になっていたり、

譲渡された自動車で譲渡された相手の名前のままになっている場合は、

車を使用している人が勝手に車を売却することが出来ません。(所有権解除の申込手続き

あと所有者が亡くなられた場合も同様です。

必要な書類は

死亡して3カ月以内の戸籍謄本(相続人全員が記載されたもの)

遺産分割協議書(相続人全員の実印押印が必要)

印鑑証明書(相続人代表の印鑑証明書)・実印

相続人代表の方の車庫証明書

まずは売却の前に、車の売却に必要な書類を揃えることが出来るのか確認すると良いでしょう。

まとめ

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今回は車を高く売るためのコツをご紹介しました。

高く売れる車の特徴のなかに、

今後売る予定や買う予定の車があてはまっているのか確認してみて、

あてはまる車であれば買取査定で見積もりをとる時は

慎重に数社に見積もりを依頼してみることをおすすめします。

また、車を出来るだけ高く売るために予めコツをつかんでおくと

大切な車を売る時に損せず、高く売ることが出来ます。

車売却や購入を予定されている方は、

ぜひその予定の前に参考にしてみていただければ幸いです。

投稿者: masablog

22年間車関係に携わり、様々な知識や体験をしてきました。実際に体感したことや最新情報などを皆様のお役に立てるよう日々ブログに残していきたいと思います。整備士や査定士、用品コンサルタントの資格も持っていますので皆様の悩みを解決していきます。

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